菊の御紋神應山 外山区 報恩寺

〒633-0007 奈良県桜井市外山548  TEL 0744(42)3757

 
報恩寺は、代々尼僧により守り継がれ、その開基開創は不明で、外山区中筋町にひっそりと佇むいわゆる会所寺でありました。ご本尊として、丈六のそれは立派な、 ともすれば小さな本堂に似つかない大きな大きな木造阿弥陀如来坐像が安置されていました。あまりに立派な阿弥陀様に、この土地柄、粟原流れの阿弥陀様では ないか、また、その作風から平安時代に活躍した仏師「定朝」の作ではないかと言われていました。
それらを受け、様々な方面から調査を開始、平成21年3月30日、 その歴史的、芸術的価値を認められ、県文化財に指定されました。それを機に一気に脚光を浴びることとなった阿弥陀様は、悲願だった修復が叶いました。本ページ でも修復のご奉賛をお願いしておりましたが、多くの方々のご厚志のお蔭を持ちまして、阿弥陀様の修復と同時に本堂の新築がなされ平成27年11月15日、開眼法  要と本堂落成式が挙行されました。ご奉賛いただきました皆々様に厚くお礼を申し上げます。

全てを包み込むような優しいお顔と、大きく丸みを帯びた巨像を前にしますと、自身と自信の悩みも小さく些細なことに思えてしまいます。なんとも不思議な魅力を持っ た報恩寺の阿弥陀様に、一度お会いしてみてください。たくさんの方々のご参拝をお待ち申し上げております。

※粟原寺・・・中臣大嶋が天武天皇皇子草壁皇子の為に造立を発願。比売朝臣額田が後を継いで22年を費やし和銅8年(715)に竣工、金堂に丈六の釈迦を安置したとされる。国宝三重塔状鉢は、談山神社に在る。

※資料提供 (桜井市立埋蔵文化財センター)

    

ご本尊・木造阿弥陀如来坐像 ご祈願シート
県指定文化財
平安後期の作
像高218.2㎝の近隣では例のない丈六の巨像
檜材の寄木造り、彫眼、布貼り下地の上に漆箔が施されている
柔和な顔立ちと肩を張り大きく胸を開け、衣の浅い彫り等、定朝の仏像を踏襲する遺品と考えられる
◇一願一胸
ご自身の願いが阿弥陀様の御胸に届くよう、想いを込めてこの一枚に託しましょう

◇写仏・色付け
ご自身のご祈願や、ご先祖供養のため、阿弥陀様のお姿を丁寧に写すことで、功徳を頂きましょう
また、綺麗に色付けをし、ご自分だけの阿弥陀様と出会いましょう きっと阿弥陀様は、あなたの心の色を受け止め導いてくださることでしょう ありのままの心を見つめ、ご祈願ください

1枚 500円
涅    槃    図 外山(とび)報恩寺の翔猿(とびざる)さん
涅槃図

縦149㎝幅14cm深さ8cmの杉材製箱表に「涅槃像 外山村 神應山 報恩寺」裏に「天和二壬戌年二月十五日調之」と墨書され未だ色鮮やかな色彩を留めている
                              1682年綱吉代

◇翔猿(とびさる)さん
災いが去る(猿)・家庭円(猿)満・良縁(猿)など、縁起物とされる「つるし猿」報恩寺では、外山(とび)という地名にちなんで、翔猿(とびざる)さんと呼ばれています
一体ずつ心を込めて手作りされた、翔猿さんの背中に願い事を書きしましょう
あなたの願いを背負い、その願いが叶うよう、天まで()ばんと、大空を(かけ)ることでしょう

1体 500円
■地獄絵図掛軸 十幅 ●祈念絵馬
地獄絵図掛軸 地獄絵図掛軸 地獄絵図掛軸
外山報恩寺だけの可愛い絵馬に心を込めてお願い事を書き入れ祈念しましょう

1枚 500円
■地 蔵 菩 薩 立 像 図 ●さつき里親(献木)募集
脇 仏 ■地 蔵 菩 薩 半 跏 座 像 「善之丞御作也」 阿弥陀様のお膝元である境内地に「さつき」の献木を受け付けております  祈念植樹で「報恩寺のさつき里親」になりませんか
植樹会は10月頃を予定しています

1株 1,000円 先着50株
■阿 弥 陀 如 来 像
■薬 師 如 来 像
■12  神  将  立  像
12神将立像
■そ    の    他 ご祈願・ご回向は、随時受け付けをしております。
お気軽にお問合せください。
□舟形光背半肉彫りの石仏 高さ1.06mの光背左右に逆修澄恵敬白「天文二十三年三月日」と陰刻
                              1554年義輝代
□宝 形 造 り の 小 堂 本堂の光背左右に宝形造りの小堂「現在のは昭和11年建立)があり、弘法大師像と千手観音像を置く。前の花崗岩造手水鉢(幅68cm高60cm奥行40㎝)には、「寳永五子年/西国供養/同行十人」と刻む。
                              1708年綱吉代
□賽     銭     箱 賽銭箱裏に「報恩寺(横書)享保三年/戌五月」と墨書
                              1718年吉宗代
上記の銘文などから、天文23年には既に建立されていたと思われる。

年 中 行 事

 1月 1日 修正会 月  次  祭  15日  阿弥陀さまご縁日
 3月 彼岸会(大師溝)           午後2時より
 4月 8日 花祭り
 4月21日 大師講大祭
※ご祈願・ご回向等は、随時
受け付けております。
 8月 お盆法要
 9月 彼岸会(大師講)
11月11日 如来祭