常照皇寺の九重桜
樹齢約640年 樹高8m 幹周り4m
京都府京北町井戸字丸山 常照皇寺
京北町の市街地から十五分ほど車で走った常照皇寺に、天然記念物に指定されたシダレザクラがあるときき、花の時期ではありませんが訪れてみました。
綺麗に手入れされた庭園の奥に三本のシダレザクラがあり、 それらはその昔、南北朝期の北朝初代上皇 光厳院様が、 開山のおりにお手植えなされたものとされ九重桜と呼ばれています。 中でも奥にある一本はかなりの老木で、 開山時から現代にいたるまでの時の流れがひしひしと伝わってきました。
常照皇寺には九重桜のほかに、 御車返しの桜(樹齢400年)や、京都御所から枝分けされた左近の桜もありました。
山の斜面を利用し造られた、見ているだけでも心癒される綺麗な庭園を、桜が彩る春にもう一度訪ね取材しますので楽しみにしていてください。(2004/11/08 ヨシカツ)
御車返の桜と開山堂