玉置神社の杉巨木群
ついに私も、奈良県が誇る聖域に達しました。 とにかく同じ奈良県内でありながら、近畿圏すら充分脱する事のできる時間をようする(片道3時間(~_~;))、奈良県屈指の秘境、十津川村の更に奥地、玉置山山頂にある玉置神社をおとずれたのです。 もちろんお目当ては噂に聞いていた、玉置神社を取り囲む杉の巨木群です!
やっとの思いで駐車場についたのもつかの間、そこから境内まで更に参道を(もち山道です!)徒歩15分・・・ 道の脇は高地独特のベッタッとした皮肌の杉が出迎えてくれ、それが奥に進むにつれ樹高・太さ共に増し、境内に入るころには目に入るは杉の巨樹だらけ (゚-゚) ア然
中でも最初に私の目を捕らえ釘付けにしたのが本殿横の神代杉でした・・・ (下記写真↓続く・・・)
神代杉
樹齢約3000年 樹高20m 幹周り8・3m
神代杉は参道から見ても一際目を引きましたが、目の前にしてビックリ! その迫力たるや凄まじいです。 従来の杉のイメージを覆す重厚なスタイル、頭には自らの枝ばかりか、他の樹木の宿り木が群生し、まるで月桂冠をかぶった古代ローマのジュリアス・シーザーを彷彿させる見事な風貌でした。 樹齢3000年は伊達じゃないですねー!
次に現れたのが玉置神社最大の巨木、大杉です。(下記写真↓続く・・・)
大杉
樹齢約1000年 樹高40m 幹周り8.7m
こちらは遠めに見ると従来の杉らしいスタイルで、すらりと真っ直ぐに天に向かい伸びているのですが !? 近寄るにつれその行儀良さゆえの錯覚に気づきます。 その太さ、長さたるや尋常ではありませんよ! (>_<) 凄いっ!
この他にも広い境内には、磐余杉、浦杉、夫婦杉、常立杉といった杉の巨木が立ち並びます。 しかし残念ながら大杉に並ぶ太さを誇っていた常立杉は、平成10年に紀伊半島を直撃した台風により主幹が折られ、今では残された株しかみれませんでした (T_T) (下記写真↓続く)
磐余杉 浦杉
夫婦杉 常立杉
奥深い山間に佇む秘境、十津川村。 標高1000mという高地に位置する玉置神社。 それをとりまく巨木群 ・・・・
ふと、時が進んでいるのを忘れそうになる世界がそこにありました ・・・・ 2004/04/21 ヨシカツ