平成21年3月30日、県教育委員会より、外山区報恩寺の阿弥陀如来坐像が新たに県文化財に指定したとの発表がありました。報恩寺の阿弥陀さまは、平安時代後期作、像高218.2pの木造仏で近隣では例のない丈六の大像と言われています。粟原寺より、もたらされたとも伝えられています。
外山区では、この素晴らしい阿弥陀さまを是非、修復・保存し後世に受け継いで頂きたいと奮闘してまいりましたので、今回の発表はその悲願への第一歩と受け止め、本当に嬉しく思います。
歴史的評価を得、後世に残すべき文化財として認証された事は外山区にとって、大変価値のある事と考えます。
同日、外山区報恩寺阿弥陀如来坐像をはじめ、春日大社(奈良市)の『競馬図』・『楽園寺本堂』(大和郡山市)・手向山八幡宮(奈良市)の『舞楽装束』・県立図書情報館保管の『県行政文書』・『大和天神山古墳』(天理市)・『オハキツキ』(平群町)等、7件が新たに指定を受けました。これにより、県文化財は、497件となりました。
外山区報恩寺 阿弥陀如来坐像 |