平成20年8月20日、報恩寺の阿弥陀如来坐像が、県指定の文化財にとの願いを込め、調査が行われました。奈良県教育委員会文化財保存課の方々、財団法人美術院国宝修理部所長をはじめ、職員の方々、桜井埋蔵文化財センターの方々により、阿弥陀様の現在の状態を調査されました。 |
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報恩寺の阿弥陀様は、現在市指定の文化財で、近隣では例を見ない丈六の大像とも、由来は、粟原流れではないかと言われながらも、その老朽化は激しく、このままでは本堂共々、後世に残すのは難しいと思われました。そこで、区長をはじめ、外山区役員、報恩寺庵主は、桜井埋蔵文化財センターの方々の協力の下、県にもこの阿弥陀様のすばらしさと我々の悲願をご理解頂き阿弥陀様を県指定の文化財として、修復・保存されるよう、取組んでまいりました。 |
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慎重に、丁寧に台座から下ろされた阿弥陀様は堂々として、一段と大きく見えました。しかし、破損箇所はいたるところに見られ一刻も早い修復を願うばかりのお姿でした。 |
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色々な角度から写真を撮られ、調査は夕方まで続きました。平安時代から続くこの立派な阿弥陀様を、後世に残すため、県や財団だけでなく皆様方にもご協力をお願いして居ります。どうぞ、宜しくお願い致します。 修復ご奉賛のページ |