3月11日に発生しました東日本大震災により被災された方々に謹んでお見舞い、お悔やみ申し上げますと共に、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
平成23年5月31日(火) |
外山区女性防火クラブの炊き出し訓練 彩雲ひろばにて |
嫌〜な梅雨の季節がやってきました。梅雨の晴れ間のこの日、彩雲ひろばでは、外山区女性防火クラブの炊き出し訓練が行われました。 前日まで降り続いた雨に洗われ、キラキラ輝く新緑の彩雲ひろばへ行ってきました。さえぎる物なく真直ぐに、直接肌に降りてくる太陽の光が、 今は気持ちがいい。 |
そんな思いで到着すると、炊き出しは既に完成しており、彩雲ひろばの食卓に並べられています。後は食べるだけとなっていました。 今日参加された、防火クラブの会員23名の皆さんに混ぜて頂き、何もしていない私までもが、炊き出しを頂く事に。 本日のメニューは、牛乳パックのお皿に豆ご飯のおにぎりと、お味噌汁です。いつもながら、この環境の中で頂く食事は、この上なく美味しいのですが、 やはり今話題に上がるのは、3月11日に起こった東日本大震災の事。連日放送される被災地の様子や、避難所での生活。そんな時期の炊き出し訓練 だからこそ、あたたかいおにぎりやお味噌汁を頂ける有難さ、訓練の大切さを感じずにはいられません。 会員の皆さんも、いつもの食事会とは違う何かを思い、考えながら頂かれたのではないでしょうか。 |
食事が終ると、消防士の方による講習が行われました。奈良県は山々に囲まれた盆地であり、震災の少ない土地柄で、日頃の防災意識が低く、 震災対策もあまいと指摘されていました。その通りだと思いました。私自身、奈良県は大丈夫、私達は大丈夫と思っていました。 ですが、今回の震災のように津波は無いとはいえ、予想を超える地震や普段の生活の中でも火災等、災害は他人事ではないはずです。 いざという時の準備や、こうした日頃の訓練が本当に大切だと、改めて思いました。 |
講習会が終わり、続いて消火器の実践訓練が行われました。 先ほどの講習で教わった通り、皆さん真剣に訓練に取り組んでおられました。 では、ここで問題です!消火器の噴射はどれくらい続くでしょう〜か?※私もこの日、初めて知りました・・・ なんと、20秒だそうです。たったの20秒? されど20秒で、実際の訓練を見ると20秒でも結構な時間に感じました。あくまで初期消火ですが、 この20秒が大切なんだなと思いました。 後は、その時パニックにならずに、落ち着いて消火器が使えるかどうかですよね〜・・・そうです。やっぱり訓練が大切なんですよ。やっぱり。 |
今日の彩雲ひろば訪問は、色々な事を考え直し、勉強するとても良い機会となりました。このような日頃の活動が、もしもの時には、きっと役に立つ に違いないのと同時に、活動を通してご近所の繋がりがより一層深まり、助け合いの心が生まれてくる。それもまた、もしもの時には、なくてはならない 要素の一つだと思います。 時にたくましく、時にやさしい、女性防火クラブならではの力が発揮でるよう、今後も活動を続けられる事と思います。私も今日家に帰ったら、テレビの 後ろや、パソコンのコンセントの埃のチェックとお掃除をしなければ・・・・と思いつつ、山を降りました。 皆さんも、非常持出品の準備等、出来るところから、震災対策を始めましょう!! |