無縁仏塚無縁仏によだれかけ

平成20年7月16日(水)と17日(木)に、外山区共同墓地霊園内に安置される、無縁仏と六地蔵さんの「よだれかけ」が、区内有志の方々により、新しくかけ替えられました。毎年、この時期になると無縁仏の供養にと、一針一針丁寧に手縫いされます。綺麗にひだをとって、紐を付け、仏の大きさによってはサイズも様々で、それは手間の掛かる作業を、14年も前から続けられています。その数は年々増え、今年は250枚もの「よだれかけ」を、手縫いされたそうです。この取り組みは、3年前には、毎日新聞にも紹介されました。家事や、仕事の合い間を見つけては、一針ずつ。無縁仏の供養にと、心を込めて。こうして、赤い「よだれかけ」が、ぎっしり並んだ無縁仏に掛けられ、ピラミッド状の無縁仏塚全体が真っ赤になったのを見て、「綺麗になって、良かったなぁ。」と言われた皆さんは、ほんとに優しいお母さんの顔をしていらっしゃいました。無縁仏と六地蔵さんも、なんだか誇らしげに、喜んでおられるように見えたのは、私だけでしょうか・・。お墓参りに来られた際、無縁仏と六地蔵さんを見られたら、このような女性の皆さんがおられる事を、このような活動が続けられている事を、是非知って下さい。この後、7月21日には、不動院住職と報恩寺庵主により、無縁仏供養法要が行われます。

蒸し暑さの厳しい中、作業を行う皆さん。
よだれかけを掛けかえる外山区有志の皆さん よだれかけを掛けかえる外山区有志の皆さん
よだれかけを掛けかえる外山区有志の皆さん よだれかけを掛けかえる外山区有志の皆さん
無縁仏を見守るお地蔵さんも夏用の帽子に着替えました。
無縁仏を見守るお地蔵さん 無縁仏を見守るお地蔵さん
六地蔵さんも、夏用の黄色い帽子。帽子も頭の大きさに合わせて縫われます。
真新しいよだれかけの六地蔵さん 夏用の帽子に着替えた六地蔵さん