平成26年5月24日(土) |
第1回 親子deふれあいセミナー |
お久しぶりです。何かと忙しくして居りましたもので、本当に久しぶりの彩雲ひろばでございます。 今日は、桜井市社会教育課主催の、『親子deふれあいセミナー』なる会が開催されるとの事で、やってきました。 お天気は最高!だし、子供達が集まるという事なので、何が起こるか楽しみで〜す!! |
午前10時を過ぎた頃、私が彩雲ひろばに到着した時にはもうすでに、子供達が・・というか新井先生までもが小川に入り、さわがに取りに夢中!! 小川を覗き込み、石をどかしては『かにがいた〜!!』『どっか行った〜!!』その度に、歓声が上がるのですが、一段高い場所でカメラを構えて 待つ私に見えるのは、丸まった背中、背中、また背中・・・一心不乱に「さわがに」を追っていました。濡れる事も、汚れる事も気にしないで・・・ これだ、これだ!!彩雲ひろばではお馴染の、子供達の姿を今日も見る事が出来ました。その中にある、新井先生の一回り大きな背中が笑いを 誘いますが・・・そんな光景が、あっちでも、こっちでも・・・ |
ようやく、小川から出てきた子供達に、「さわがに」を見せてもらいましたよ〜!!森のおじいさんが取ってくださったのは、「クサイチゴ」。食べてみると とっても甘い。私は見られなかったのだけど、もっと山の上に行けば「まむし草」が生息しているとか・・・どんなだろう?? 「かえる」を捕まえた子供達もいました。 |
続いての体験は、「ご飯炊き」です。彩雲ひろばの「かまどさん」で、おいしいご飯を炊きます。私は、この「かまどさん」で炊いたご飯の大・大・大ファン なんです。なんで、こんなに美味しいんでしょうね〜。なので敬意を表して「かまどさん」と呼ぶ事にしています。 |
わーぃ!!炊き上がりました〜!! 柿の葉をお皿代わりに、炊きたてのご飯を盛りつけ、いただきます。お漬物と、梅干しでじゅうぶん。 自然の中で、濃い緑と澄んだ空気が、より一層ご飯の味を引き立ててくれます。みんな、おかわりして、い〜っぱい、いただきました。 |
食卓のすぐ横に、またまた発見。「カイコ」と「カブトムシの幼虫」です。子供達は、それぞれの『ウンチ』の話を聞いて大喜びです。 家だとありえない〜って、思いますよね〜。でもここ彩雲だと、平気なんですよね〜。小学校の時、教室で飼っていました。それ以来です。「かいこ」を見るのは・・ なんだか、懐かしい・・・でもいつの間にか、それを触れなくなっている私がいました。 |
次に見つけたのは、「葉っぱのゆりかご」。見ると、木の枝に何やらゆらゆらとぶら下がっています。木の実にも見える、ゆりかごの中はどんなかな?興味津津で 男の子が、ゆりかごの一つを手に取り中を見てみる事にしました。何重にも重なり、固く頑丈に覆われたゆりかごの中から顔を出したのは、ほんの小さな虫の赤 ちゃんでした。ほんとに小さな、小さな命でした。虫のお母さんは、葉っぱのゆりかごの中に卵を生みつけるのだそうです。虫の赤ちゃんにとっては、まさにゆり かごだったんですね。なんだか、起こしてしまって、ごめんなさい・・・ |
他にも、山を散策中に見つけた自生の「ミヨゥガ」。もちろん、食べられます。スーパーで見るものとは、ずいぶん違いますね。小川の中からは、3世紀頃の物と 思われる、土器なんかも見つかりました。近くには茶臼山古墳もある事から、想像の世界がどんどん広がります。これもまた、興味深い発見です。 |
今回の親子deふれあいセミナーに参加させて頂いて、少しの時間でしたがそれでも、この森でたくさんの命あるものを、遊びを通して見る事ができました。 どんな場所に、どんな命が、どのようにして存在しているのか、テーマは難しいかも知れませんが、親子で遊びながらすごく身近に命を感じられたのではないかな? 森を守るという事は、森の中の木や草や葉っぱ、土の中、小川や池を住みかとしている全てを守るという事。 自然のままにという事と、人が暮らすという事。そのちょうどいい塩梅の環境を作る事ができるのが我々人間だと思うのです。今日は第1回という事は、第2回・3回 があるはず。子供達にはそんな事をいっぱい学んでほしいなと思いました。 彩雲ひろばの管理人、新井先生はグリーンウェイブ活動にも参加されています。森林や樹木等とのふれあいを通じ、生物多様性の理解や普及啓発につながる グループ・団体活動です。5月22日には、活動の一環で地元 第2保育所5歳児さん及び外山区女性防火クラブの皆さんも参加して、アルファ米50人分の炊き出し を行うなど、活動の輪が広がっています。グリーンウェイブの名のごとく、緑の波がどんどん広がれば嬉しいなと思います。 グリーンウェイブについて |