平成21年3月11日(水) |
久しぶりに、彩雲ひろばへ行ってきました。この日は保育所の園児達が遊びに来ていました。 前回お邪魔した時は、コスモスが揺れていましたが、この日はたくさんの菜の花と可愛い園児 たちの笑顔が私を出迎えてくれました。見慣れない私を見て集まって来てくれました。 名前は?なんて呼べばいい?キティちゃんて呼びたい!!(ん?なんでキティちゃん?と思いつつ (笑))どこから来たの?何しに来たの?と質問攻めに・・人懐っこい笑顔と口調が、みんなほん とに可愛いかったです。そんな中、慣れない手つきで、つくしのはかま取りをしている園児発見!! 『これ、楽しいっ!!』と笑って見せてくれた笑顔が印象的でした。 |
一人の男の子が、私にレモネードを持って来てくれました。緊張した面持ちで、少し恥ずかしそう にこぼさない様にそ〜っと、運んで来てくれました。中を見ると・・見て下さい!!菜の花が浮かんでい ます。私が行く前に、みんなで菜の花を摘んで試食したそうです。なので、今度は自信たっぷりに 誇らしげに『菜の花も、食べれるねん。おいしいで〜。』そう言って、手渡してくれました。菜の花の 試食なんて、ここ彩雲ひろばならではですよね!!園児たちに、ご馳走してもらったレモネードの味は、 言うまでも無くほんとに美味しかったです。 |
辺りを見ると、園児たちが縦横無尽に走り回っていました。鬼ごっこをしているようで、子供らしい 甲高い声を上げながら、次から次と子供達が私の前を通り過ぎました。もう、誰が鬼で、いったい 何人で鬼ごっこをしているのか、分からないくらいです。だけど、どの子もすごく楽しそうでした。 子供達には、何でも、何処でも、遊び道具・遊び場になってしまいます。好奇心と、思いつきと、 ひらめきの世界。今回のターゲットは、竹の筒から絶えず流れでる山水が作った大きな水溜り です。水溜りの周りには、園児達の輪が一周ぐるりと出来ています。最初は、木の枝で水をぐる ぐるしていた女の子。そのうち、素手でぐるぐる・・次は水溜りの底の泥をつかんで・・・どんどんエ スカレート!! |
その結果、ジャーン!!でも、この笑顔。大威張りで、その手を私に見せてくれました。春とはいえ、 まだ冷たい山の水。泥を落とすと、小さな手は真っ赤です。それでもキャッキャ言いながら、 指と指の間からヌルっと出てくる泥の感触を楽しんでいました。水溜りの少し上、流れのある場 所では、笹の葉で船を作って、浮かべていました。遊び道具が何も無くても、子供達はちゃーんと 遊べるのですね。でも、遊びながら、そこから何かを学んでいるんですよね〜。確かに・・。園児達 が動くたび、それはさっきより、一つ難しい事にチャレンジしているんです。泥の感触然り、笹船が 止まると、どうして止まったのか考えてみたり、石を取り流れを作ったり、細い小川を飛べた子が、 次はもう少し大きな小川に挑戦したりと・・関心させられっぱなしです。挑戦には失敗が付き物で、 何分水溜まりが相手ですから、水溜りに足を滑らせる園児が続出(笑) |
その結果、靴と靴下は火の傍で乾かしている為、片足だけ裸足といった姿に・・・だけど、じっと なんかしていられません!!片足けんけんで、飛び回ります。可愛すぎて、笑ってしまいました。 この一瞬の時間も、勿体無いのか、精一杯遊びます。しばらくすると、近くの高校の野球部の お兄ちゃんたちが、ランニングで、彩雲ひろばへやってきました。何でも遊びに変えてしまう遊 びの天才達は、その姿を見るや否や、走る事は大得意の子供達、野球部に混じって一緒に走 り出しました。これには、保育所の先生も私も大ウケです(爆笑)。Uターンで、戻って来たお兄 ちゃんを、ハイタッチで出迎える子も!!お兄ちゃん達も背中を丸め小さくなって、嬉しそうにその 出迎えに応じてくれます。全然知らない者同士。ほんとに子供って、天才!!そんな事を思いながら、 何故か分からないけれど、私は一人感動してました。 |
そうそう、久しぶりにお邪魔した彩雲ひろばには、ニューアイテムがすごい存在感を放ちながら、 居座っていました。かまどさんです。時代をさかのぼるように進化してる、彩雲ひろばは不思議な 場所です。今日は、ここでつくしをゆがくのだそうです。そして、かまどさんの傍では、子供達の靴 と靴下が・・・園児たちは、不思議そうに目を大きくまん丸にして、かまどを覗いていました。今日は、 ここで出あった子供達同様、私にも驚きと発見と感動をお土産に頂いた様な気分で、彩雲ひろば を出ました。一歩外に出ると、そこには国道が横たわる、普通の町並みが。なんだろうな。又行き たいな彩雲ひろば。又会いたいなあの天才達に・・・ |