宗像日記

平成20年7月8日(火)
報恩寺写経にお邪魔しました。
写経の様子 写経の様子
毎月、8日・15日・21日に行われている、報恩寺本堂での写経の様子です。阿弥陀さまに見守られ、般若心経の一文字一文字心を込めて、願いを込めて、丁寧に写しとっておられました。皆さんの思いがそれぞれの筆の先に集中し、静かですが、ピンと張り詰めた空気が流れていました。こうして書かれた写経用紙が、阿弥陀さまの前に沢山積まれていました。現在報恩寺の阿弥陀さまは、市指定の文化財ですが、破損が激しくそれゆえ修復に向けての準備をしておられる最中で、修復の際には写経用紙が阿弥陀さまのお膝元に納められるということです。写経は、1枚300円で、全て修復の為のご浄財として扱われています。自分自身や大切な家族の為に一心に写経をし、それが後に阿弥陀さまの修復に役立ち、そうすることで、近隣では例を見ないとも言われるりっぱな丈六の阿弥陀さまを後世に残していこうといった、庵主さまをはじめ皆さんの何か、意気込みと言うか静かな気合みたいなものを感じる空間でした。私も以前2枚ほど書かせて頂きましたが、書いている間はほんとに心が無になるとはこういう事なんだなと、後で気づくほど一文字一文字に集中しました。日頃から、体も心も忙しい現代人には、こんな時間があっても良いのではないでしょうか?あった方が良いのではないでしょうか?写経用紙は、宗像会館にも常備しております。一度書いてみようと思われる方は、報恩寺又は宗像会館までお気軽にお問合せ下さい。
報恩寺 0744-42-3757   宗像会館 0744-49-2221
写経の様子