〒633−0007 奈良県桜井市外山 1182 TEL 0744(42)5680
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扉を開けるとまず、目に飛び込んでくるのが、煌びやかな本堂である。本堂上座の端から端までが、金色に輝いている。少し年季の入った木の障子戸を開けるまでは、想像もつかない、それは別世界である。初めて見る人は皆一様に「ワー!」と声を上げるというのもうなづける。当の私がそうであった。阿弥陀様が安置されている上座を『内陣』と言う。極楽浄土を表している。これを見ても、昔、庶民らが、自分が死んだ後の世界がこの様に煌びやかで平等で、安らかな世界である事を願った様子が伺える。 そして、下座を『外陣』と呼ぶ。何時ごろから、この様な立派な形態になったかは、定かではないが、400年も昔から、ここでこうして外山区民を見守る、阿弥陀様である。 |
東林寺の阿弥陀様は、お顔の前に華を表す飾りがある。これは、 供華とは、お花をお供えすると言う意味である。 |
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ご本尊の向かって右側に、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が祀られ、左側には8代目の蓮如上人が祀られている。 | ||
ふと、上を見上げると天井に綺麗な絵が描かれていた。そしてその絵は、本堂の壁や、内陣部分にも広がっており、聞くと、住職がご自分で描かれたものであった。東林寺の、本堂の天井のように格子状に区切られた天井を『 |
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東林寺の外門。帰り際この写真を撮っていると、「この欄間も住職の手造りなんですよ。」とおっしゃった。天井の絵といい、この欄間といい、住職の東林寺に寄せる想いを強く感じ、なんとも素朴で、温かく親しみやすい、お寺である。 |