平成22年10月15日(金) |
城島小学校4年生、粟原川の源流を求めて・・・ |
今日は、朝から霧雨模様・・・お天気はいまひとつ・・・そんな中、城島小学校の4年生が粟原川の源流を求めて彩雲ひろばに来訪するとの情報をGET!! これは、行かねば!!と、早速向かいました。子供たちが到着するや、さっきまでのうっとうしい空はどこへやら恐るべし子供達パワー!! |
収穫された、コットンボールや、あちらこちらで揺れるコスモスを見ては、彩雲ひろばにも秋が来たんだなぁと感じながら、しばらくすると なにやら元気な声が聞こえてきました。城島小学校の4年生のみんなが到着した様子!! 先ずは、新井さんから彩雲ひろばでの注意事項等の説明がありました。 その第1声が、今日はみんなラッキーです!! 晴れの日より、雨が上がってすぐの森は、とても素敵だから!! なんて、新井さんならではの発想ですよ。晴れの日の方がいろんな意味でラッキーですよ。とか、思っていた私が間違っていた事に気付かされた のは、このすぐ後の事でした。きっと、子供達も気付いてくれたはずっ!! 雨上がりの森の素敵を・・・ |
森に入ると、一瞬で空気が変わります。森林のいい香りに包まれました。辺りの木々の葉は雨で洗われ、より一層緑が濃くなっています。 葉っぱに残った雨粒に光が反射して、キラキラと光ります。そんな光景があちらこちらで見られ、森がキラキラしているように見えるのです。 なるほど、すごぉ〜く素敵です。こんな日に来れて、ラッキーでしたっ!! ねっ!!みんな しばらく歩くと、お茶の花が咲いていました。白くて小さい可愛い花でした。お茶?森にお茶? |
またしばらく進むと、ボランティアの方が『静かに!!』 耳を澄ますと、水のせせらぐ音が聞こえました。この小さなせせらぎが、粟原川に繋がって いるんですね。じゃあ、この先に源流があるんですね!! 今度は、子供達のお喋りに耳を澄ませてみました。『こんな所、お父さん大好きやから、お父さんも連れて来たら喜ぶな!!きっと!!』って・・ くぅぅっ〜。やさしぃ〜 こんな事を考えてるなんて・・・1人感動しながら前に進むと、大木が横たわっていました。 子供達のテンションは一気に盛り上がります。『サバイバルや〜!!』と言いながら、次々に潜って行きます。進め進め!!源流はもうすぐです!! |
森の奥深く少し高い場所に、とうとう見つけました。粟原川の最初の一滴。源流です。人知れず、山の中を流れて来た地下水と呼ばれる水が この場所で初めて地上に流れ出て、その一滴が集まってできた小さなせせらぎが小川になり、やがてあの粟原川になるんですね!! 自然の偉大さを改めて感じます。 こんな森の中に、シュロの木です。鳥が種を運んで来るそうです。さっきのお茶の花もそうなのかな?ボランティアの方に森のあんな事こんな事を 教わりながら、散策も終わりに近づきました。そして、森を出るとそこには、もうひとつのお楽しみがありました。 |
とは言え、ここは彩雲ひろばです。遊び道具は何も有ません。土が、水が、生き物が遊び相手です。 それでも、子供達はひるみません。シャベルや、くわが遊び道具になったようです。 |
けれど、最初、蜘蛛や虫に、カサコソと聞こえる物音に、恐る恐る森に入った子供達は、ここにはもういませんでした。 子供達は、山を駆け廻り、次から次へと遊びを発見しては体験し、とても楽しそうでした。教室を飛び出して、大切な事をまた一つ学んだに 違いないと思わせてくれる、城島小学校4年生の、てんこ盛りの笑顔でした。 泥んこの子供達を見て、今日は帰ったらお母さんがすごい顔になるだろうな・・と、ふとお母さん目線に立ち戻ったりもしたけれど・・・ |