宗像日記

平成22年4月6日(火)  
もうひとつの彩雲ひろば
『温いなぁ』『いっぺんに温なったなぁ』 地元の人が顔を合わすと、こんな会話が飛び交います。車に乗っていると
暑いくらいの陽気です。そんな中、私は彩雲ひろばへと向かいました。
彩雲ひろばと言っても、今日は、なんと《もうひとつの彩雲ひろば》です!! あるんですよ〜!!もうひとつ。別の場所に。
ここは、県道 慈恩寺・桜井線沿いのクロネコヤマトの宅急便さん辺りから北。こんな感じで広がっています。
もうひとつの彩雲もうひとつの彩雲
見渡す限り菜の花畑です。視界をさえぎるものは何もなく、どこまでも鮮やかな黄色が続いています。
彩雲ひろばの常連さん彩雲ひろばの常連さん
この日は、なにやら建築中でした。ここでの皆さんの休憩場所だそうです。もちろん本職の方ではありませんが
どんどん作業は進んでいきます。みなさん手も口も一緒に動くといった感じで、和気あいあい、笑い声が絶えず、
辛口の冗談を飛ばしあいながらも、すごく楽しそうです。ここに来ると10歳くらい若返りそうですね!!
虫食いの木を見ながら、『昇り竜みたいやな。縁起がいい!!』とまで・・・みんなで造った休憩場所は、きっとまた
ほっこりまぁ〜るい空間になるんでしょうね!! 建物は四角ですけどねっ!!
しじみ採りをする男の子しじみとやご
菜の花畑の手前には広〜い田んぼが広がっています。その脇を流れる小川に男の子が入っていました。
何が採れるのと聞くと、見せてくれました。しじみとやごです。しじみがいるんですね〜!!昔はホタルも見れたそう
です。男の子は靴やズボンの裾が濡れている事なんかは、お構い無しで夢中でした。
こんなに暖かい今日は、濡れたって平気ですよね。お母さん!! 子供達が楽しそうに笑ってますもんね!!
ひろばで遊ぶ子供達と見守るお母さん小川で遊ぶ子供達
草笛にする草草笛
蓮華を摘む子供達草笛を鳴らす子供達
田んぼには蓮華の花がたくさん咲いていました。私もその昔、蓮華の花で首飾りや冠を作って遊んだ思い出が!!
『どれっ!!』 そう思って蓮華を手に取ると、あれっ!? どうやって繋げていくんだったっけ?? 子供達にお手本を
見せるつもりが教えてもらうはめに・・・でも懐かしぃ〜!! しばらく夢中になりました。
他にも、名前は知らないけれど見覚えのある草を発見!! 『確か〜、これ笛になる草じゃなかったっけ!?』
するとひとりの男の子が、『知ってる〜』と言ってくれました。『やっぱり!!でもどうやるんだったっけ!?』
結局、また教えてもらう事に・・・しかし私が吹いても音は鳴らず、草笛初挑戦の小さな男の子が”ピー・ピー”と
横で鳴らし始めました。それからしばらく、草笛ブームに!! 
ずぶ濡れになりながらの川遊びや蓮華の首飾り、草笛、私がその昔遊んだ遊びを、今でも子供達は知っていて
同じように楽しく遊んでいます。時間が経つのも忘れて、田んぼを走り回っています。遊び道具が無くても
こんなにも退屈しない。子供達の好奇心をふるい立たせ、少々のやんちゃも受け止めてくれる、自然の力を
感じました。

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